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moai ast-grep / ast-edit 構造検索・置換

更新 2026-07-27 3分で読めます GitHub で編集 ↗

moai ast-grep はコードを構文木の単位でスキャンし、moai ast-edit はマッチしたコードを実際に置換します。テキストベースの grep と違い構文構造でマッチするため、空白・改行・変数名の違いに左右されません。

どちらも ast-grep CLI(sg)を利用しますが、sg が未インストールの場合の挙動は意図的に異なります。ast-grep は CI のゲートにも使う検出コマンドなので、インストール案内を stderr に出力し ゼロ以外のコードで終了 します。実行されなかったスキャンを「問題なし」と読み違えてはならないためです。ast-edit は置換コマンドで、「適用対象なし」は正常な無操作なので、案内を出して 0 で終了します。sg のインストールは ast-grep クイックスタート を参照してください。インストール状況は moai doctor でも確認できます。

読み取りと書き込みが分離されています。 ast-grep はファイルを一切変更せず、ast-edit は変更します。別コマンドなので、Bash(moai ast-grep:*) を許可しても書き込み権限までは開きません。

moai ast-grep — スキャン(読み取り専用)

フラグ説明
--format出力形式: text(既定)・jsonsarif
--lang指定した言語のみスキャン(例: go, python, typescript
--severity表示する最小重大度(errorwarninginfo
--rules-dirルールディレクトリのパス(既定 .moai/config/astgrep-rules
--dry適用されるルール一覧のみ出力し、実際のスキャンは省略
bash
# プロジェクト全体をスキャン
moai ast-grep ./

# Go のみ、SARIF で出力(GitHub code scanning へのアップロード用)
moai ast-grep --format=sarif --lang=go ./internal/

# error 重大度のみ表示
moai ast-grep --severity=error ./

moai ast-edit — 置換(ファイルを変更)

--dry なしで実行すると ファイルを直接変更します。 まず --dry で変更内容を確認することを推奨します。

フラグ説明
--dryファイルを変更せず、変更される内容のみ出力
--patternマッチさせる ast-grep パターン(--rewrite と併用)
--rewrite置換後のパターン(--pattern と併用)
--rule指定した ID のルールのみ適用(ルールモード)
--lang対象コードの言語
--rules-dirルールディレクトリのパス(既定 .moai/config/astgrep-rules
--format出力形式: text(既定)・json

パターンモード

--pattern--rewrite を同時に指定すると、マッチしたコードをすべて置換します。片方のみの指定はエラーとして拒否されます。

bash
# まずプレビュー
moai ast-edit --dry --pattern 'foo($A)' --rewrite 'bar($A)' --lang go ./internal/

# 確認後に実際に適用
moai ast-edit --pattern 'foo($A)' --rewrite 'bar($A)' --lang go ./internal/

ルールモード

--pattern なしで実行すると、ルールディレクトリを読み込み fix: フィールドを宣言したルールのみを適用します。fix: を持たないルールは検出専用のためスキップされ、その件数が報告されます。

bash
# すべての fix: ルールを適用(プレビュー)
moai ast-edit --dry ./internal/

# 特定のルールのみ適用
moai ast-edit --rule my-rule-id ./internal/

同梱のルールセット(go/hardcoding, security/credentials, security/crypto, security/injection)はすべて 検出専用 です。自動置換が意味を変えたりコンパイルを壊したりする恐れがあるため、意図的に fix: を入れていません。自動置換が必要な場合はプロジェクト側のルールに fix: を宣言してください。

ルールファイルの場所

どちらのコマンドも既定で .moai/config/astgrep-rules/ を読み込みます。sgconfig.yml が有効なルールディレクトリを定義します。

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