Skip to main content

moai cc / cg / glm ランチャー

更新 2026-08-19 6分で読めます GitHub で編集 ↗

moai cc、moai cg、moai glm は Claude Code を異なるバックエンド構成で起動する 3 つのランチャーです。3 コマンドとも設定を調整したうえで exec で現在のプロセスを Claude Code に置き換えます。どのモデルがどの仕事を担うかがそのままコストを決めるため、ランチャー選択はコスト削減の最初の一手です。

3 ランチャーの比較

ランチャーバックエンド用途
moai ccClaude 専用標準実行 — すべてのエージェントが Claude モデルを使用
moai glmGLM 専用すべてのエージェントが Z.AI プロキシ経由で GLM モデルを使用
moai cgClaude + GLM ハイブリッドリーダーは Claude、チームメイトは GLM (60-70% のコスト削減)

moai cc — Claude バックエンド

bash
moai cc [-p profile] [-w [name]] [-- claude-args...]

.claude/settings.local.json から GLM 専用の環境変数を取り除き、team モードが有効だった場合はリセットしたうえで Claude Code を起動します。

フラグ説明
-p, --profile <name>名前付き Claude プロファイルを使用 (~/.moai/claude-profiles/<name>/)
--permission-mode <mode>権限モードを指定
-b, --bypass--permission-mode bypassPermissions のショートハンド
-c, --continue前回のセッションを継続
-m, --model <model>モデル選択をオーバーライド
-w, --worktree [name]隔離された git worktree (.claude/worktrees/<name>/) で起動 — 名前を省略すると自動生成
--chrome / --no-chromeChrome MCP のトグル
-k, --kanban [SPEC-ID]カンバンリードとして進入 — plan → run → sync チェーンをこのセッションにシード。SPEC-ID を付けるとその SPEC を目標に
-k --name <role>開いているカンバンランに同伴セッションとして合流。ロールは plan · run · sync。同じロール名の生存セッションがあれば次の番号が付く (plan-1, plan-2, …)
-f, --factory [N]ファクトリーリードとして進入 — レーン N 本(lane-1…lane-N)を開くファクトリーラン。N を省略するとレーン1本(lane-1)で始まり、下の増分形式で増やします。リードは運営者が選んだカードをセッション間メッセージで空きレーンに配分
-f lane-<n>レーン1本(lane-<n>)だけを追加で立ち上げ、実行中のファクトリーのリードソケットに接続。番号が生存セッションと重なれば次の空き番号に。moai glm -f lane-<n> も GLM バックエンドで同じように動作
-k <N> / -k <N> --name lane-<i>v1.2.0 の統一形式で現在も有効 — -k <N> はレーン N 本のランのリード、-k <N> --name lane-<i> はそのうちのレーン <i>。N なしで -k --name lane-<i> だけなら既定 8 レーン
情報
-k はカンバンチェーンのトークン、-f はファクトリーモード (Factory Mode) 専用の進入トークンです。-k ひとつが 3 つの形に解釈されるのはそのまま — 引数なし・SPEC-ID はカンバンリード、--name <ロール> はカンバン同伴、数値はレーンランです。1 回の実行に付けられる進入トークンはひとつだけなので、-k と -f を一緒に使うとエラーになります。混合バックエンドランチャーの moai cg は両モードとも拒否します(ファクトリー側の拒否シグナルは FACTORY_MODE_UNSUPPORTED_BACKEND)。詳細な契約はカンバンモードとmanager-lead リードコーディネーターを参照してください。

カードの回り方はカンバンとは違います。カンバンでは1枚のカードが plan → run → sync の列を移っていきますが、ファクトリーでは1枚のカードが丸ごと1本のレーンに入り、そのレーンの中で3段階を順に通過します。段階ごとにそのセッションが Agent() サブエージェントを立ち上げ、書き込みを担うスポーンは isolation: "worktree" で隔離します。1本のレーンが同時に立ち上げられるサブエージェントは最大10個で、ランチャーがレーン・同伴セッションに CLAUDE_CODE_MAX_CONCURRENT_SUBAGENTS としてこの値を仕込むため、レーン N 本がマシンの容量を分け合う構造は運営者の自制ではなく設定で保証されます。レーンは一度に全部を立ち上げないでください — まず最初のレーンを上げ、実際に出力が出始めたのを確認してから残りを立ち上げます。

バックエンドの組み合わせは、トークンの空きをまず見て決めます。ひとつの出発点は、リードは GLM、plan は Claude(Opus)、run は GLM、sync は Claude(Opus)と置き、判断の重い段階にだけ Opus を配置するやり方です。別の組み合わせを使うのも、片方のバックエンドに統一するのも同じように問題ありません。

権限モードは default、acceptEdits(プロジェクトデフォルト)、plan、auto、bypassPermissions、dontAsk のいずれかです。auto モードはバックグラウンド分類器が動作を検査するもので、Team プラン + Sonnet/Opus 4.6 以上が必要です。

moai glm — GLM バックエンド

bash
moai glm setup <api-key>   # API キーを保存 (初回のみ)
moai glm                   # GLM バックエンドで起動
moai glm -p work           # 'work' プロファイルで起動
moai glm status            # 資格情報の状態を確認

~/.moai/.env.glm から GLM 資格情報を読み取り、ANTHROPIC_AUTH_TOKEN、ANTHROPIC_BASE_URL などの環境変数を注入したうえで Claude Code を起動します。

サブコマンド説明
moai glm setup [api-key]GLM API キーを保存
moai glm status現在の GLM 資格情報の状態を表示
注意
GLM は auto 権限モードをサポートしません (サードパーティプロバイダ)。auto が必要な場合は moai cc または moai cg を使用してください。また Z.AI は同時リクエスト上限が低い (有料ティアで 1-3 in-flight) ため、複数エージェントの並列実行は moai cg ハイブリッドモードのほうが安定します。

moai cg — Claude + GLM ハイブリッド

bash
moai cg [-p profile]

CG は “Claude + GLM” の略で、コスト最適化のチーム構成です。

  • リーダー (現在の tmux ペイン): Claude モデルを使用 (opus/sonnet)
  • チームメイト (新しい tmux ペイン): Z.AI プロキシ経由で GLM モデルを使用

実行時に tmux セッションを検証し、リーダーペインでは GLM 環境を取り除き (Claude)、tmux セッションには GLM 環境を注入し (チームメイト)、teammateMode=tmux と team_mode: cg を設定します。

前提条件:

  1. moai glm setup <api-key> で GLM API キーを設定
  2. ペイン単位の環境隔離のため tmux セッション内部で実行

プロファイル (-p フラグ)

3 ランチャーとも -p <name> で名前付きプロファイルを指定すると CLAUDE_CONFIG_DIR が ~/.moai/claude-profiles/<name>/ に設定されます。複数のアカウント・設定セットを分離して運用するときに使用します。

隔離 worktree (-w フラグ)

3 ランチャーとも -w [name] で隔離された git worktree の中からセッションを開始できます。cd でディレクトリを移動してから起動する 2 ステップを 1 コマンドにまとめます。

bash
moai cc -w feat-login    # .claude/worktrees/feat-login/ で開始
moai cc -w               # 名前を自動生成
moai glm -w feat-login   # GLM バックエンドでも同様
moai cg -w feat-login    # ハイブリッドでも同様

動作ルール:

  • worktree のパスは .claude/worktrees/<name>/ です。<name> は worktree 名であり、ブランチ名でも SPEC ID でもありません。
  • 同名の worktree が既に存在する場合は新規作成せず再利用します。そのため、以前のセッションが作業していたツリーへの再入場パスとしても使えます。
  • 名前を省略すると Claude Code が自動的に命名します。
  • -w=name、--worktree name、--worktree=name の表記もすべて同じ意味として受け付けます。
  • -- の後ろの引数はそのまま Claude Code に渡され、この書き換えの影響を受けません。
情報
セッション引き継ぎで worktree 名を SPEC ID と同じにしておくと (moai cc -w SPEC-XXX-001)、次のセッションが 1 行で同じ作業ツリーに復帰できます。

関連ドキュメント